ショッピングローン(ショッピングクレジット)とは?審査は甘い?金利は?

ショッピングローン(ショッピングクレジット)とは?審査は甘い?金利は?

買い物袋を持つ2人の女性

ショッピングローン(ショッピングクレジット)はどんなローン?審査基準や金利は?

ショッピングローン(ショッピングクレジット)という言葉をご存じですか?ショッピングローンとは、お店で商品を買うときに分割払いにしてもらう購入方法のことです。
例えば、パソコンや家電を買うとすれば、数万円から数十万円の買い物になりますが、一括で支払うことが難しい場合には、ショッピングローンを利用することで無理なく購入することができるようになります。
似たような方法として、クレジットカードで購入する方法もあります。それでは、この2つはどういった違いがあるのでしょうか。今回は、ショッピングローンの概要や審査内容、利用金利などについてご紹介します。

ショッピングローンとクレジットカードの違いは?

ショッピングローンもクレジットカードも、どちらも商品を購入したあと分割払いで代金を支払う点に関しては変わりません(もっとも、クレジットカードの場合は一括払いをすることもできますので、必ずしも分割にする必要はありませんが)。
支払いの仕組みとしては、

  1. ローン引受会社、あるいはクレジットカード会社(以下、信販会社)が販売店に商品代金を立て替え払い
  2. あとから商品購入者(=ショッピングローン、クレジットカード利用者)が信販会社に代金を一括か分割かで返済す

という流れになります。商品購入時に利用するにあたって、機能面では両者に大きな違いはありません。それでは、ショッピングローンとクレジットカードにはどんな違いがあるのでしょうか。

ショッピングローンとは

握手を交わす男性と、笑顔の女性

ショッピングローンの最大の特徴は、利用する都度ローン契約を結ばなければならない、という点にあります。

例えば、10万円のカメラを36回払いのショッピングローンで購入したとします。途中、18回払ったあたりで残りの代金が5万円になったとして(金利は考慮していません)、浮いた5万円の枠で別のものが購入できるかといったら、そういうわけではありません。仮に5万円の掃除機をショッピングローンで購入する場合、返済中のカメラの代金とは全く別に、新たに掃除機用にショッピングローンを組まなければならないのです。

つまり、信販会社が間に介在しているものの、ショッピングローンというのはあくまでも購入代金の単純な分割払いであるということです。分割払いのリスク(支払いが滞るかもしれないというリスク)は信販会社が負うことになるため、金額に見合うだけの金利が掛かることはいうまでもありません。

クレジットカードと比べると、最大分割回数が多いという特徴があります。クレジットカードの場合は最大で24回、あるいは36回払いというのが主流ですが、ショッピングローンの場合は60回払いまで対応しているケースもあります。1回あたりの返済額に下限が設定されている(3,000円以上など)こともありますが、高額商品を長い期間で分割したい場合はショッピングローンの方が向いているかもしれません。
なお、クレジットカードやカードローンのようなカードが発行されるわけではありません。

クレジットカードとは

レジ担当者にカードを渡す来店者

クレジットカードとは、信販会社が発行する決済用のカードを指します。利用者ごとに審査をした上で信用を見極め、カードの利用枠という形で信用の割り当てをします。

クレジットカードの利用枠には「ショッピング枠」「キャッシング枠」があり、前者は商品購入時の決済用に、後者はお金を借りるとき用に設けられます。例えば、ショッピング枠が50万円、キャッシング枠が30万円だとすると、50万円分の買い物と、30万円分の借り入れが可能ということです。

ショッピングローンとの違いは、枠内であれば何度でも使うことができるため、50万円のテレビを買ったあと、ある程度返済をして残債が30万円になったとしたら、空いている20万円の枠で別のものを買うことが可能です。もちろん、同じ店でなくても問題なく、例えば20万円分の旅行代金に充てるなど自由に使えます。

クレジットカードで決済した分の支払いは、1回払いから24回払い、あるいは36回払いまで選択することができます(カード会社によって選択できる回数が異なります)。また、場合によっては、毎月一定額を返済するリボルビング払い(リボ払い)も選択可能。金利は分割回数が増えるほど高くなるように設定されています。

分割回数はショッピングローンより少なめに設定されていることが多いのですが、利用金額の下限(1万5,000円以上でないと利用できない、など)はないため、少額の商品を購入する際はクレジットカードの方が便利かもしれません。

ショッピングローンの審査

砂時計と1万円札の束

ショッピングローンを利用するにあたっては、信販会社との間で立替払委託契約(ショッピングローン契約)を結ぶことになりますが、それに先立って審査に通る必要がありますので、無条件で誰でも利用できるというわけではありません。

店頭で購入する場合は、店頭で申込用紙に必要な情報を記入して審査結果を待ちます。ネット通販で購入する場合は、購入情報の入力後、引き続き信販会社へ審査内容を送るページに必要事項を入力し、結果を待ちます。どちらの申し込み方法でも最短3分程度で結果が出ます。
クレジットカードやカードローンの審査と比べても、かなりスピーディーなのが特徴です。

ショッピングローンの審査に通るコツ

給料袋と1万円札

ショッピングローンの審査で確認される大きな点は、個人信用情報と返済能力の有無(安定した収入があるかどうか)です。

個人信用情報とは、信用情報機関が保有する個人に関する信用情報のデータですが、現在の借り入れ状況やクレジットカード、カードローンの利用状況、返済に遅延や滞納がないか、過去に債務整理などをしていないか、などの情報を信販会社が確認します。信用情報に何らかの事故情報が載っていると、審査落ちする可能性があるため注意してください。

返済能力に関しては、ショッピングローンは貸金業法の総量規制の対象外のため、年収の3分の1を超えてはならないという決まりはありません。しかし実際問題として、年収に対する購入代金の割合が大きすぎると審査落ちする可能性があります。他の借り入れなどと合わせて、総量規制の基準値内に収まるようにしておいた方が無難でしょう。

なお、利用金額によっては職場へ在籍確認の電話が入ることがあります。この場合は確認が取れるまでは審査がストップしてしまいますので、その点ご注意ください。

ショッピングローンの審査に落ちる理由

ショッピングローンの審査に落ちる理由は、以下のポイントが考えられます。

信用情報事故がある

レシートを片手に書類を見ながら電卓を叩く人

一番気をつけなければならないのは、信用情報にキズがあるかどうかという点です。過去にクレジットカードの滞納をしたことがあったり、何度も支払い遅延を繰り返していたり、はたまた自己破産などの債務整理をしていたりすると、審査はかなり厳しくなってしまいます。
事故情報がどれくらいの期間記録されるかは信用情報機関によって違いますが、債務整理などは免責決定から最大10年、滞納などは最大5年くらい記録が残る可能性があります。
心当たりのある方はご注意ください。

年齢制限を満たしていない

高校生の通学カバンと身分証明書

ショッピングローンの利用には年齢制限が設けられています。信販会社や販売店によって基準はまちまちですが、満18歳以上とするものもあれば満20歳以上とするものもあります。下限だけでなく上限が定められていることもありますので、ご自身が利用制限年齢に該当するかどうかにはご注意ください。

安定した収入がない

預金通帳と電卓を持って困った顔をする女性

カードローンの利用と同じく、ショッピングローンも安定した収入が必要です。正社員である必要はなく、学生でアルバイトをしている場合でも利用は可能です。また、年金収入のみであったり、不動産収入のみであったりしてもかまいません。

しかし、無職(無収入)の場合は利用を断られる可能性が高いので注意が必要です。

ショッピングローンの金利について

それでは、ショッピングローンの金利についてはどのようになっているのでしょうか。
まず、基本的な仕組みとして、分割回数が増えれば増えるほど金利手数料は高くなる傾向があります。これは当たり前のことですが、支払金利というのは期間が長い程複利効果で膨らんでいくためです。

実質の年率自体はほぼ同水準ですので、どちらが損か得かという話ではありません。金利をあまり払いたくないのであれば期間(分割回数)を短くする必要がありますし、1回あたりの返済額を抑えたいのなら、結果的に金利負担が大きくなるのを受け入れなければなりません。これはクレジットカードの分割払いに関しても同じことがいえます。

次に、クレジットカードと違う点は、ショッピングローンの金利手数料を販売店がサービスの一環として一部負担するケースもあることです。
例として、実際の金利手数料を2つほどご紹介します。

ビックカメラのネット通販の場合

買い物金額1万5,000円以上で利用可能
分割の場合、1回あたりの返済額は3,000円~

分割回数

100円あたりの支払金利手数料 (キャンペーン適用時)

3回

1.59円(0円)

6回

2.79円(0円)

10回

4.41円(0円)

12回

5.22円(0円)

15回

6.45円(0円)

20回

8.52円(0円)

24回

10.19円(0円)

30回

12.74円

36回

15.32円

42回

17.94円

48回

20.59円

54回

23.28円

60回

26.01円

仮に10万円の購入で、24回払いを選択すると金利手数料は1万190円、36回払いなら1万5,320円となります。ただし、この店舗は24回払いまでなら金利手数料を負担してくれるキャンペーンがあるため、実質金利0円で利用可能です。

ヤマダ電機のネット通販の場合

買い物金額3万円以上で利用可能
分割の場合、1回あたりの返済額は3,000円~

分割回数

100円あたりの支払金利手数料 (実質年率)

1回

0円(0%)

2回

0円(0%)

3回

1.58円(9.45%)

4回

1.98円(9.47%)

5回

2.38円(9.47%)

6回

2.78円(9.47%)

8回

3.59円(9.48%)

10回

4.40円(9.49%)

12回

5.21円(9.48%)

14回

6.03円(9.49%)

16回

6.86円(9.50%)

18回

7.68円(9.49%)

20回

8.51円(9.49%)

24回

10.18円(9.49%)

30回

12.73円(9.49%)

36回

15.31円(9.50%)

42回

17.95円(9.51%)

48回

20.45円(9.44%)

54回

22.98円(9.38%)

60回

25.55円(9.34%)

仮に10万円の購入で、24回払いを選択すると金利手数料は1万180円、36回払いなら1万5,310円となります。ただし、一部対象商品に限り、金利手数料が0円になることもあります。また、商品によって分割の上限回数が制限されているものもあります。

以上はあくまでも一例ですが、キャンペーンなどで金利負担が0円になるケースも少なくありません。クレジットカードで分割払いをする場合は金利が0円になることはありませんが、その分クレジットカード利用ポイントがつくことがメリットです。どちらが有利かはケースバイケースですので、よくご検討してから選択するようにしてください。

ショッピングローン(ショッピングクレジット)を有効活用しよう!

今回は、ショッピングローンの概要や審査内容、利用金利などについてご紹介しました。
クレジットカードでの分割払いとショッピングローンは、非常に共通点が多い決済方法です。しかし、利用上限額内であれば何度も利用できるクレジットカードと、都度審査、契約をしなければならないショッピングローンでは、多少使い勝手が違うといえるでしょう。

また、クレジットカードの場合は利用ごとにポイントが貯まりますが、ショッピングローンにはそういうサービスはありません。代わりに、キャンペーンなどの適用条件を満たせば金利手数料が0円になるサービスがあります。

分割払いで買い物をする際は、クレジットカードとショッピングローンでどちらが有利か、またどちらの決済方法が自分に適しているかをよく考えた上で選択するようにしましょう

田中 裕晃
田中 裕晃

ファイナンシャルプランナー
日本FP協会主催「くらしとお金のFP相談室」で平成29年度相談員担当

大手賃貸仲介業者に就職、新人賞獲得。店長職を経験後、売買仲介業者として独立。 その後、創業者杉本雅幸の後継として株式会社大峰の代表取締役に就任、現在に至る。住宅の取得やそれに付随するライフプランニングの設計、資産の組み換え、相続対策などに関しての相談業務を行っている。

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